Sunday, September 26, 2010

企画概要・日本語

企画名 : 日韓合同プロジェクト "HOUSE"
期間:2010.10.01〜2010.11.20
▼会場:alternative space FLAT (大阪市東成区)・イダン滞在
    gallery TELEVISION12(ソウル市麻浦区)・奥中章人滞在
▼概要
ソウル(韓国)と大阪(日本)の二つの都市で一ヶ月半の間、同時進行で文化交流の場を創出します。
本プロジェクトは「家」を基礎に改築した独特な雰囲気を持ってる二つのギャラリーで滞在制作、そして「家」をテーマに作品制作行われます。
韓 国のアーティスト(イ ダン)は大阪のスペース(Slternative space "♭")に、日本のアーティスト(奥中章人)はソウルのギャラリー(gallery TELEVISION12)に一ヶ月間泊りながら、地域事情の調査研究、周辺区域での素材収集を行い作品を制作する。そしてその後、滞在制作の報告会を兼ねて約2週間に及ぶ展覧会を行い、これを本プロジェクトのまとめとする。
gallery TELEVISION12とAlterative Space "♭"、この二つのギャラリーは過去、「家」として使われていた骨組と構造をそのまま用いているので、それぞれ独特な雰囲気を醸し出している。そこには日韓の土着的な文化性と空間、ひいては都市の歴史に対して差異や共通点を見ることができる。
イ ダンと奥中章人、この二人の作家は人と人の関係性、そしてそこから派生する多様な感受性を、それが発生する空間と連係させて作品制作に励んで来た。また更に彼らは創作環境から引き出される自身のアイデンティティに対する作品制作をこれまでしてきたという共通点を持っている。二 人の作家の作風が「場所の特有性(site-specific)」の性格を帯びるという点, そして実際に今度のプロジェクトの作品制作がその地域と空間に密接に連係されなければ完成できないという点、そしてこの作業過程と展示が互いに緊密に疎通 されるという点で、このプロジェクトは単純に完成された作品をホワイトキューブに「持ってきて置く」のではなくて、「作っていく」プロジェクトである。
本プロジェクトの意図は真の「交流」の意味を再検証しながらソウルと大阪の二つの地域と、そこに住む人と鑑賞者に直接的な影響を与える新しい双方向交流を提示することである。

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